タロット占い師の森乃あおです。
今回は私が経験したくさんのスピリチュアルな出来事の中から選りすぐった5つの話をご紹介します。
スピリチュアル体験 その1:記憶や感覚を共有する友人との出会い
彼女とは20年ほど前に、あるアーティストのファンが運営するインターネット上の掲示板で知り合いました。その頃はSNSはなく、ファン友達を作りたい場合は、BBSと呼ばれる電子掲示板を利用していました。
彼女とはBBSやチャットルームで話していましたが、特に他のファンの人たちと同じ感覚でいました。
そして数年たったある日、そのアーティストが来日したのをきっかけに初めて会うことになったのです。
彼女は私に会った瞬間「懐かしい…」と思ったそう。当の私は、その時は何も感じませんでした。
そののちの私達は、同じシーンの夢を見ていたり、特定の場所で一緒に過ごした感覚や記憶があることに気が付いて行きます。
たくさんの共通点の中、同じ過去世を過ごしているという自分達の関係性を自然と理解して行きます。
彼女は、私の中に巡る記憶の物語を確認する作業をしてくれ、気付きを得るたび喜んだり悩んだりする私に共感してくれました。私にはなくてはならない存在になって行きます。
「私の霊感は、あおちゃんの為にある気がするんだよねぇ」
霊感にとても長けている彼女はいつもそう言って笑っていました。
1番忘れられない発言は
「あおちゃんの料理、本当においしいんだよねぇ。特にあれが最高!」
と、私が作ってあげたことない料理を「食べたことがある!」とハッキリ言ったこと(そもそも料理を作ってあげたことがない)
その料理はきっと、前世で私が彼女に作っていたものなのでしょう。
ちなみに私は今世でもその料理が得意です。
今はふたりともスピリチュアルな感性が落ち着いているので、以前のような話をすることは減りましたが、今でも別の共通の趣味で連絡を取り合って楽しんでいます。
来日することもなくなりとても残念なのですが、あのアーティストは「今世で私達を出会わせるためのキーだった」と今では理解することができるのです。
スピリチュアル体験 その2:私を覚醒させた友人の存在
海外で出会った友人がいます。
彼女を初めて見た時「友達になりたい」と、今までにないくらい強く思いました。彼女もその時、私を見かけて「あの人とゆっくり話してみたい」と思ったそう。
それからの私達は共通の友達を介してのお付き合いが続きました。そして出会いから半年後、とうとうふたりでランチをすることになったのです。
お客さんのまばらな昼下がりのレストラン。
気付けば私はポロポロと大粒の涙をこぼし、自分が過去世にまつわることで苦しんでいることを話し続けていました。
とても不思議でした。初めてふたりきりで会ったのに。
彼女はただ「うんうん」とうなずきながら優しく微笑んでいました。
そして、ひととおり話して落ち着いた私に優しい声でこう言いました。
「それはね、魂で繋がっているんだよ」
その言葉を聞いた瞬間、自分の中の漠然としたものに輪郭ができ、たくさんの疑問が繋がって行くのを感じたのです。
それからの私は今世を生きる喜びを感じ、彼女と私も繋がっているのだという感覚を持ち始めました。
彼女はスピリチュアルが大好きで、江原さんや美輪明宏さんの話、不思議な体験の話をたくさんしてくれました。
ブライアン・ワイス博士のことを教えてくれたのも彼女です。
一緒にたくさんの時間を過ごした私はオーラが見えるようになり、空気中にたくさん飛んでいるエネルギー体が見られるようになりました。
そうやってどんどんと覚醒していったのです。
ただ、私達に与えられた時間は短かった。あのレストランでの目覚めから半年後、私は別の場所に引っ越さなければならなくなったのです。
そして数か月後、彼女もまた別の場所へ引っ越して行きました。
短くもとても濃密だった楽しい時間。時々思い出しては今でも元気をもらっています。
現在でも彼女はスピリチュアルな話が出来る大切な友人です。以心伝心もしょっちゅうしています。
そして、私が占い師として活動することをとても喜んで応援してくれているひとりなのです。
スピリチュアル体験 その3:私の魂の声を聞いてくれたハートセラピスト
2010年ごろだったと思います。
自分の中にもうひとりの自分を感じるようになった私は、それが魂から聞こえてくるのではないかと考えるようになりました。
ある時色々と検索している時に「ハートセラピスト」という方の存在を知ります。
その方は、みなみさん(仮名)といって、神楽坂にカウンセリングルームをお持ちのセラピストさん。
私は迷うことなくメールをし、カウンセリングの予約を入れました。
そして、当日。
みなみさんは背が高くて長く黒い髪が美しく、穏やかで優しい雰囲気の素敵な方でした。
部屋の奥に案内され、私たちは向き合って座りました。
心の声が聞こえること。もうひとりの自分を感じること。魂の訴えがあるのではという自分が日頃感じていることなどを話しました。
目の前の人の魂と深く繋がることが出来るという彼女は、私の中にいるもうひとりは、ツインソウルと呼ばれるものだと言い、それが誰なのかを教えてくれました。
私はその時初めて自分の感覚を信じていいのだと学びました。
私のツインソウルは「魂の声はきっとこの人だ」と感じていた人物と同じだった。
ツインソウルの役割り、魂の繋がりの尊さ。
それらは私が想像していたよりも、遥かに次元の高いものでした。
ソウルメイト、ツインソウルに関してのインターネットの情報はとても薄っぺらく、納得いかない(理解できない)ものばかり。
何故ならば、魂を分けてまで試練を積むことを使命をしたふたりが簡単に出会って結婚していると語られているからです。そんなはずはない。それでは意味がないのです。
みなみさんのセッションで、私は今の自分の心(魂)が真実なのだと感じていました。
不思議というよりも、解き放たれていく感覚の方が大きく、その時の私は喜びに満ち溢れていたと思います。
とても穏やかで温かい時間でした。その空間がとても気持ち良くその後何回も会いに行きました。でも、みなみさんは今はセラピストのお仕事をされていないそうです。
「私は霊能力者じゃないのよ」と言っていました。
でも、別れ際にさらっと言われた【私には絶対関係がないと思っていたこと】が10年後本当に起こったのです。
「本当に能力のある人からのメッセージは10年後に届くものだよ」と聞いたことがあるのですが、まさにその通りになりました。
スピリチュアル体験 その4:幽体離脱する
海外に住んでいた時のこと。
朝4時半くらい。外はもう明るかったのを覚えています。
気が付くと、私は浮かんでいました。
下を見ると寝室のベットで眠っている自分の姿があります。
特に驚くこともなくそのまま見下ろしていると、私の身体は更にふわっと浮き上がり、天井と家の屋根を抜けて空まで上昇しました。
一瞬でした。
家から抜け出た瞬間の感覚はあまりなかったように思います。
そのまま私は飛んでいました。
移動していくにつれ、段々と景色が夕方になっていきます。
そして、私は9000キロ離れた日本にいたのです。
大きなホールのような場所に入って何かの公演をじっと見ていました。
少しすると時間がないという感覚がして来ます。
その後は飛んでいる記憶などはなく、家に戻って寝室の宙に浮いていたのです。
そして、ベットで横たわっている自分を確認すると、身体に戻りました。
空っぽの大きな袋に身体を押し込めたような「むにゅ」っとした感覚だけが残っていたのでした。
私が幽体離脱した感覚があるのは、先にも後にもこの1度だけです。
スピリチュアル体験 その5:大天使を連れた女性との話
これも海外に住んでいた時のことです。
ある日、友人が紹介したい人がいると私の家に女性を連れて来ました。
その人は普通のママさんで海外に来たことで覚醒し、チャネリングを勉強されたという方でした。
私達3人は向かい合って座りました。
その女性は感覚が下りてくるようで、私しか知り得ない過去世の話を次々と話し出したのです。
それには本当に驚きました。
私は自分が認識している前世という世界を認めてもらえたようでとても嬉しかった。
何だか女性の後ろの壁に、大きな光の輪のようなものを感じます。
それが気になってずっと壁を見ていると
「あら、見えるの?」と、その女性は言いました。
「大きくて温かいものが後ろにありますよね」
「あおさんの話はね、ずっと〇〇ちゃんから聞いていたの。
あなたの為に大天使を連れて来たんだけど、ちゃんとみえるのね。すごいわ」
と言い、最後に彼女は「前世にとらわれず、今を生きなさい」と私に言ったのです。
その時の私たちのやりとりが、別次元の会話だったと後から友人は興奮気味に話してくれました。
自分の前世、過去世に執着していた頃だったので「今を生きなさい」と言われたことが何故かとても悲しくて仕方なかった。
でも今なら彼女がなぜそう言ったのか良く理解できるのです。
スピリチュアルな経験をしたことでの自分自身の変化
スピリチュアルな体験は海外で暮らしていた時が特に多かったですね。
その頃の私は知らない人にいきなりツインソウルの話をされたり(その人はいきなり家の前に立っていました)、あなたは次元が違う所にいると言われたり、スピリチュアルな人から友達になりたいと言われたり…今思い出しても不思議な事だらけでした。
そんな経験を繰り返しながら、どうして自分なのか(どうして自分がこういう経験をしなければいけないのか)をいつも考えていたような気がします。
様々な気付きを得ましたし、今世を生きる人間としても、ひとつの魂としても、成長させているのだと感じることが出来ています。
まとめ
私には普通の世界観も、誰かの特別かもしれない、お役に立てるかもしれないと思いながら綴ってみました。
最近は人や出来事からでなく、空や雲、空気中などの自然の中からスピリチュアルを感じることが多くなった気がします。
時代の流れのせいかもしれませんね。
実は、普段の生活でちょっとした不思議は誰にでもあるのです。
偶然だと思わずにそれらを意識することが、スピリチュアルな世界に繋がって行くのだと私は感じています。
例えば、空耳は気のせいではないんです。誰かからのメッセージなのです。
あなたを守ってくれている存在の言葉なのかもしれません。
見えないものを見る力を養うことは、感性を鋭くさせ場の空気を読む力にもなります。
これらはスピリチュアルの世界だけでなく、お仕事や普段の生活にも大いに役立っていきますよ。
この記事を書いた人
森乃あおです。メール占い専門のタロット占い師です。
私達の生活の中にある悩みの「見えない部分」をタロットカードで補って「相談者様自身が自分の力で運を切り開いて行けるようになること」を目標にした鑑定をしています。
私は霊感はないはずなんですけど、幼い頃から私の周りは不思議なことがいっぱい起こります。不思議だと思っても決して怖くはない。こんな体験が出来ることをラッキーだと思って楽しんで生きています。